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チタン製マフラーの特徴

チタンは、「マフラーとしては理想的な素材だ」と言う人もいるほど、軽くて耐久性・耐熱性があり、錆びにも強いという性能を持つ金属です。また、熱で独特のカラーリングに変色するため、見た目の美しさも申し分ありません。チタンマフラーの音質は甲高く、乾いた金属音が楽しめるため、チタンならではのサウンドに魅力を感じる方もいますね。

こちらではチタンマフラーの特性についてまとめてみようと思います。

チタンマフラーの特徴

  • 熱にとても強い
  • 強度が高い
  • ステンレスよりも軽い
  • 加工がしにくく希少な金属であるため高価
  • 美しい青の焼け色が魅力で、焼け色を落とすことも可能

軽くて丈夫な素材

チタンマフラーはとても頑丈でステンレスよりも軽いうえに錆びにくいという性質があります。同じ大きさのマフラーであればステンレスの半分くらいの軽さになるため、スピードを競うためのレーサーバイクに搭載されることもあります。

性能は随一のチタンマフラーですが、高価でなかなか手を出しづらい素材です。チタンの強度が高すぎるゆえに切ったり曲げたりといった加工が困難であるため、もしマフラー取り付けに加工が必要だと工賃がかさむこともあります。

お値段が張るものの、それ相応の性能を持っている素材といえるでしょう。軽量化を目指す意味でチタンマフラーを選択するのであれば、相応の性能を引き出してくれるはずです。

青い焼き色「ヒートグラデーション」が美しい

チタンのもう一つの魅力は、走ると日に日に焼けていくヒートグラデーションです。チタンマフラーならではの鮮やかな青い焼け色が美しく、これらの特徴がしっくりとハマるのであればチタンマフラーに一考の余地があるでしょう。ただ、ドレスアップ目的でチタンマフラーを選ぶのであれば、相当な出費となるでしょう。

自分でヒートグラデーションを作る自信がなくても問題ありません。近年は最初からあえて焼き色をつけてあるチタンマフラーも存在するので、そちらから選ぶこともできます。

フルチタンでないマフラーも多い

チタンは希少な金属であるため、すべてチタンを使ったマフラー以外にも、「ハーフチタン」と呼ばれるマフラーが存在します。ハーフチタンは、表に出ている部分をチタンで作り、それ以外の部分にはステンレスなどの金属を採用しています。

チタンに興味があるけれど、そこまで軽量化は求めていない…という方は、ドレスアップ用に作られたハーフチタンを選ぶのも良いかもしれません。